VISION
京都議定書に紐づく二酸化炭素排出削減を達成するゼロカーボン社会の実現
京都は、1997年の国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)において、歴史上はじめて、温室効果ガス削減の国際的数値目標を定めた京都議定書が採択された地であり、地球温暖化対策において全国をリードする社会的責務があります。特に、温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素の排出量を削減し、持続可能なゼロカーボン社会およびそれを支えるゼロカーボン産業を実現することが強く求められています。
他方、京都府北部地域の漁業・養殖業、京都府全域に広がる京野菜・宇治抹茶に代表される農業、京都府の大半を占める山間部の林業、そして、高分子素材・繊維素材に代表されるモノづくり工業については、いずれの分野においても人口減少や高齢化、海外産品との競争激化などに直面しており、これらの産業の活性化と、二酸化炭素削減等を含むSDGsの達成を両立させることが地域課題として強く認識されています。
京都大学は、京都府ならびに他大学、企業等とともに、「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」構想を提案し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の令和3年度「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択されました。
本拠点では、大学発の革新的な二酸化炭素削減技術、物質循環技術を用いて、地域課題の解決に取り組むとともに、地域のみなさまと協働しながら、「活力ある京都」の実現を目指します。
MEMBERS
ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点(代表機関:京都大学)

参画機関
- 九州大学
- 京都工芸繊維大学
- 京都府立医科大学
- 京都産業大学
- 理化学研究所
- 京都府
- 京都市
- 舞鶴市
- 木津川市
- (株)島津製作所
- 三井住友建設(株)
- (株)ブリヂストン
- BASFジャパン(株)
- (株)日本炭素循環ラボ
- Spiber(株)
- ホロバイオ(株)
- Symbiobe(株)