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令和5年度公開シンポジウムを開催しました(2023/12/7)

2023.12.14 活動報告

2023年12月7日に、COI-NEXT採択事業 京都大学「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」令和5年度成果公開シンポジウムを、京都大学吉田キャンパス国際科学イノベーション棟5階とZoomウェビナーによる対面・オンラインのハイブリットにて開催いたしました。

当日は、代表機関である京都大学の時任宣博副学長・研究担当理事からの挨拶のほか、ご来賓の国立研究開発法人科学技術振興機構 共創の場形成支援プログラム・共創分野・地域共創分野・第3領域プログラムオフィサーの岸本喜久雄様からも本拠点への期待を込めたご挨拶をいただきました。

 
京都大学 時任宣博副学長・研究担当理事
JST PO 岸本先生よりのごあいさつ風景
国立研究開発法人科学技術振興機構 岸本喜久雄様

特別講演として、九州⼤学⼯学研究院星野友教授より、「⽣体模倣による省エネルギーCO2分離材料の開発」についてご講演をいただきました。また、招待講演には、京都⼤学 産官学連携本部スタートアップ支援部門副部⾨⻑として、京都大学の研究成果を活用した起業支援プログラム「京都大学・三菱商事Startup Catapult(スタートアップ カタパルト)」を開始するなど、複雑な社会課題解決に向けたスタートアップ創出を支援する取組を担当されております畠⼭航様より、「気候変動とフードテック・アグリテック」と題しご講演をいただきました。


九州⼤学星野友教授による特別講演

京都大学畠⼭航副部⾨⻑による招待講演

また、今回のシンポジウムは、本格型ステージに移行して初めての開催となり、拠点プロジェクトリーダーである京都大学大学院工学研究科の沼田圭司教授、課題リーダーであり今回のシンポジウム特別講演にも登壇された九州大学大学院工学研究院の星野友教授、同じく課題リーダーの京都大学大学院農学研究科・中﨑鉄也教授のほか、京都府商工労働観光部ものづくり振興課課長の足利健淳様より、育成型からこれまでの拠点活動の進捗についての詳細な報告が行われました。参加者のみなさまからの興味・関心の高さが予想以上であったこともあり、会場、オンライン共に用意した質疑応答の時間が足りないほど多くのご質問をいただきました。

 
京都大学大学院工学研究科 沼田圭司教授

九州大学大学院工学研究院 星野友教授
 
京都大学大学院農学研究科 中﨑鉄也教授

京都府商工労働観光部ものづくり振興課 足利健淳課長

さらに今回は、次世代人材育成の取組として実施した京都精華大学との連携教育プログラムの成果報告として、京都精華大学の学生による制作作品を学生自ら紹介するポスター発表も併せて企画し、来場のみなさまの関心を集めました。

  
京都精華大学との連携教育プログラム成果報告ポスター

若手研究者によるポスターセッション風景

最終的に、参加登録者約158名(オンライン参加含む)、会場参加者70名と大変盛況なシンポジウムとなりました。今回参加者の皆さま方からいただきました意見やコメントをもとに、さらに本拠点の計画や目標を精査し、活動に反映していきます。

【開催概要】

(司会 京都大学学術研究展開センター URA 伊藤健雄)

13:30 開会あいさつ  京都大学工学研究科 教授・拠点PL   沼田圭司

13:35 代表機関・来賓あいさつ 

     京都大学 研究・評価担当理事・副学長 時任宣博

         科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)
     共創分野・地域共創分野 第3領域プログラムオフィサー
                                  岸本喜久雄 氏

13:45 特別講演「生体模倣による省エネルギーCO2分離材料の開発」
    九州大学工学研究院 教授         星野 友

14:20 招待講演 「気候変動とフードテック・アグリテック」
    京都大学 産官学連携本部スタートアップ支援部門 副部門長
    (三菱商事株式会社出向)           畠山 航 氏

14:55 休憩

15:05 拠点成果報告 
CO2の回収と固定化プロセスの開発  京都大学  沼田圭司
窒素の固定化と利用技術開発  九州大学     星野 友
バイオ・高分子材料の生産基盤の開発  京都大学 中﨑 鉄也
京都府における地域共創の取組  京都府     足利 健淳

16:15 ポスターセッション(会場のみ)

17:15 閉会 

 

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