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第2回公開シンポジウムを開催しました

2022.11.21 活動報告

京都大学「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」は、京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールにおいて、第2回公開シンポジウムを開催しました。JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)の地域共創分野・育成型に本拠点が採択されてから1年が経ち、この期間における成果を発表するとともに、今後の展開に向けて、地域の皆様とのコミュニケーションを通じて新たに作り上げた本拠点が目指すべきビジョンを紹介しました。

当日は、代表機関である京都大学の時任宣博 副学長・研究担当理事からの挨拶のほか、幹事機関である京都府からは西脇隆俊 知事、株式会社島津製作所からは山本靖則 代表取締役社長からのご挨拶をいただくとともに、来賓として、文部科学省産業連携・地域振興課の梅原弘史 拠点形成・地域振興室長からも本拠点への期待を込めたご挨拶をいただきました。

講演では、沼田圭司 プロジェクトリーダー(京都大学大学院工学研究科・教授)、足利健淳 プロジェクトリーダー補佐(京都府商工労働観光部ものづくり振興課長)および島津製作所 髙橋雅俊 室長(基盤技術研究所 新事業開発室)から、空気の資源化技術を基盤として、二酸化炭素等から京都の産業活性化に貢献する本拠点の取り組み内容を紹介し、参加者からも多くの質問やコメントが寄せられ、活動に対する関心の高さがうかがわれました。

さらに後半では、京都の伝統産業の活性化や地域の新しいスタートアップ創出に取り組んでおられる、有限会社フクオカ機業 福岡裕典 様、Pieces of Japan株式会社 小山汀奈 様、Beyond Next Ventures 株式会社 有馬暁澄 様をお迎えし、京都の自然資源を活用した地域産業の創出や事業の事例をご紹介いただきました。そのビジョンを参加者と共有するとともに、本拠点との連携についても話が及びました。

最終的に、参加登録者約180名(オンライン参加含む)、会場参加者85名と大変盛況なシンポジウムとなりました。今回参加者の皆さま方からいただきました意見やコメントをもとに、さらに本拠点の計画や目標を精査し、活動に反映していきます。

開催概要

◇日時: 2022年11月16日(水)13:30~17:00
◇会場: 京都大学時計台記念館国際交流ホール
     オンライン(Zoomウェビナー)

◇プログラム:
   【幹事機関挨拶】
    ・京都大学 副学長・理事 時任宣博
    ・京都府 知事 西脇隆俊
    ・株式会社島津製作所 代表取締役社長 山本靖則
   【来賓挨拶】 
    ・文部科学省産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室長 梅原弘史
   【講演】
    『空気の資源化を基軸としたバイオ産業創出』
         京都大学工学研究科 教授/プロジェクトリーダー 沼田圭司
    『Zero Emission Technology-Valley構想について』
         京都府商工労働観光部ものづくり振興課 課長 足利健淳
    『島津製作所のカーボンニュートラルに向けた取り組み』
         株式会社島津製作所 基盤技術研究所 新事業開発室 室長 髙橋雅俊
    『POSTコロナ・脱炭素時代の西陣による再生繊維織物の世界展開』
         有限会社フクオカ機業 代表取締役 福岡裕典
    『人と自然を結ぶ伝統工芸を世界に再導入』
         Pieces of Japan株式会社 Co-Founder & CEO 小山汀奈
    『大学発スタートアップ×地方連携例』
         Beyond Next Ventures 株式会社 有馬暁澄

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